ジャヤのモックタウンで、ベラミー達にケンカを売られたルフィ。しかし、ケンカを売った理由と、彼らの思想を知ったルフィは、このケンカを買わなかった。
ボロボロになりながらも、一切手を出さなかったルフィを見て、ナミと同じように悔しい思いをした読者も多いはず。
では、なぜルフィはケンカを買わなかったのか、考えてみる。
146話 「夢を見るな!嘲りの街モックタウン!」
ルフィは始め、ケンカを買う気でいた。
ではなぜ辞めたのか、それは「ケンカする理由があるか」というところにある。
始めケンカを仕掛けられた時、ルフィは対等な立場の海賊として怒り、ケンカを買おうとした。しかし、ベラミーの思想を聞き、対等な立場で争うべき相手ではないと判断した。だからケンカを買わなかったのだと思います。
海賊が夢を見る時代はもう終わったんだ!
ベラミーは空島を信じるルフィ達を嘲笑い、ワンピースの存在さえも否定しました。
つまり彼は、ルフィの空島への旅路を邪魔しようとしている訳でもなく、海賊王への道中で、立ちふさがっている敵でもないという事です。
ゾロの「立ちはだかった訳じゃねェだろ」はこのことを言っています。
私もこのゾロのセリフを読むまでは理解に苦しみましたが、ここで納得しました。現実に例えるのは少し難しいですが、例えるなら…
甲子園を本気で目指す野球部が、お遊び野球部と本気で試合するかという事。 恐らく試合のオファー自体断る(もしくは控え選手で対応)でしょう。
時間の無駄でしかないうえに、勝っても虚しいだけだと思います。 本気の人にとって、それを馬鹿にし土俵に上がって来ない(来れない) 人は哀れでしかないという事だと思います。
高みを目指せば出す拳の見つからねえケンカもあるもんだ!
上記のセリフの通り、一話で山賊を相手にしなかったシャンクス同様、ルフィは闇雲にケンカをせず、明確に敵と判断したとき戦っています。
ルフィにとって、ベラミーは戦う理由がなかった。ただそれだけです。
ちょっとちょっかい出された程度で争っていては、そこらのチンピラと変わりないですしね…現実世界でもそういう人は小物として扱われる存在だと思います。
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